先日、中学校の同級生2人に会った。
私は父が転勤族だったこともあり、幼馴染のような長い付き合いの友人がいない。その時その時で当たり障りのない友達付き合いをしてきた私にとって心置きなく話せる「唯一のリアルな友人」と言っても過言ではない。
2人とは10年前くらいの同窓会で再会してから年に数回飲みに行ったり、お茶したりの間柄だ。
そして、2人ともアラフィフの未婚で独身。子供もいない。
私は独身の2人が羨ましくて仕方がない。そして、彼女たちは既婚の私が羨ましいという。「ない物ねだりだね(笑)」といつも3人で笑い合っている。
そんな2人が毎回言うのが「死ぬとき1人なんだなって・・・ちゃんと見つけてもらえるのかな・・・」と孤独死の不安を口にする。
確かに私には旦那と息子たちがいる。ダンナは私より先に死ぬと思うが、息子が2人いて、この先は孫ができるかもしれない。息子たちは近い将来、実家を出るだろうけれど「死んでも気づいてもらえないかも」とか「何ヶ月も放置されたりして」という「孤独死」への不安はない。
というか、彼女たちの「孤独死への不安」を聞くまでは孤独死どころか「死」を考えもしなかった。
無意識に「一人じゃない」と安心しきっているのかもしれない。独身が羨ましいなんて言っておきながら「家族」という温かな真綿にどっぷり包まっているのかもしれない。50歳目前のアラフィフ世代では未婚か既婚者か、子供がいるかいないかで不安の対象は大きく違うと感じた。
でも、ちょっと想像してみて欲しい。孤独死は独り身だけの不安なのだろうか?
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孤独死は独り身だけの不安なのか?

転勤族だった父は単身赴任を経て、田舎暮らしがしたいと私が20歳の時に札幌から1時間ちょっと離れた町に一軒家を建てた。そんな父は4年前に71歳の若さで他界している。そして、その実家には今、母が一人で住んでいる。
実家から車で40分くらいのところには妹夫婦が住んでいて、子供もまだ小さいのでちょこちょこ顔を出しているようだ。私はそれに甘えてロクに連絡もしていない。万が一、母に何かあっても私1人だったら?きっと数ヶ月、気付かないのではないかと思う。それこそ私という子供がいるのに母は「孤独死」になる。
私のようなお世辞にもマメとは言えない子供の場合は「子供がいるから」というのは安心材料にはならない。そして、我が家の息子二人は間違いなく私の子だ。マメさのマの字もない。
息子たちが結婚した前提の話になるが、ダンナが先立ったからといって息子たち夫婦の家に転がり込むようなことはしたくない。迷惑をかけるからとかではなく、私自身「誰かと一緒に暮らす」ということに向いていないと結婚生活で痛感しているからだ。できるだけ身軽でいたいと思ってしまう。そうなると、近い将来私は一人になるのだ。
結婚していても、子供がいても関係ない。「孤独死」は他人ごとではない。リアルに迫ってくる身近な出来事なのだ。
「孤独死=事故物件」というイメージ
話は少し変わるが、あなたは「事故物件」と聞いて住みたいと思うだろうか?きっと答えは「NO」だろう。
「事故物件」この言葉にはマイナスのイメージが付いて回る。いわゆる「訳あり物件」「いわくつき物件」なんだったら幽霊やおばけが出るのではないかと思ってしまう。
そんな私たちの先入観が後押ししているのかもしれないが、お年寄りの「住宅難民」が増えている。
「事故物件」のリスクと高齢者への貸し渋り

どうして?と思う人もいるかもしれないが想像することは容易だ。お年寄りが一人で住むということは「孤独死」の可能性が高いからだ。万が一、孤独死をして何か月も気づかれなかったら・・・生々しい話になるが腐敗臭や遺体の跡などが残り専門の清掃や遺品の処分、供養などが必要になってくる。
膨大な時間や費用をかけて綺麗にしても噂になったり、事故物件サイトに載ったりで”いわくつき”となり資産価値が下がったり、買い手や借り手がみつからないという可能性も出てくる。
そのリスクが高齢者への物件の「貸し渋り」に繋がっている。
もちろん貸し渋る大家さんが悪いというわけではなく、考えて当然のリスクヘッジだ。私も大家だったら絶対に考えてしまう。優しいとか優しくないとか、善悪とか、そんな単純な問題ではない。
そして、「事故物件」はできれば避けたいと思う借り手の心理も当然だ。同じ家賃だったら「いわくつき物件」「訳あり物件」じゃないほうが良いに決まっている。
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孤独死したら不動産はどうなる?
結婚していようと、子供がいようと、持ち家だろうと孤独死の可能性はゼロではない。もちろん、この記事を読んでいるあなたにも可能性は十分にある。そう、誰にでもその可能性があるのだ。ここまでくると、孤独死の可能性をすでに考えている友人たちより、のほほんと何も考えていない私の方が心配になってくる。
ダンナに先立たれた後、私が孤独死したら今住んでいるこの家はどうなるのだろう?
まさかの事故物件の定義

そもそも「事故物件」とはなんなのか?そして、孤独死は老衰のような自然死と違うのか?疑問に思ったので調べてみた。
結論からお伝えすると「事故物件」には明確な定義はない。なので、どの物件を「事故物件」と提示するかは不動産屋さんによって変わる。なんだったら、買い手や借り手が「事故物件」と思わなければ、それは「事故物件」とならないのだ。
事故物件とは?
私たちが思う「事故物件」は主に「心理的瑕疵物件」だろう。瑕疵とは傷や欠点という意味なので、心理的瑕疵は不動産としては問題なくても「ここで人が死んだ」ことによる心理的ダメージということになる。
あなたがもし「ここで殺人があった?そんなの全然気にならないよ。」というのであれば、その物件は事故物件にはならないとも言える。それは人によってかなり変わるので、とても曖昧だし、定義できないのだ。
孤独死は事故物件になるのか?
では、孤独死はどうだろう?人は誰しもいずれ死ぬ。老衰で孤独死したとして、そこには不自然さの欠片もない。それでも事故物件になるのだろうか?
明確な定義がない「事故物件」だが、次の買い手や借り手に「心理的瑕疵」を与える可能性があれば告知義務があるし、「事故物件」扱いになることもあるのだ。
衝撃!孤独死は事故物件になる可能性がある⁈

孤独死で「心理的瑕疵」にあたるとしたら、“「事故物件」のリスクと高齢者への貸し渋り”のところで書いたような場合じゃないだろうか。遺体の発見が遅れたことによる匂いや跡、また長期そこに遺体があったという事実に嫌悪感を感じる人もいるだろう。
詳しくは「訳あり物件買取プロ」のサイトを見て欲しい。孤独死で事故物件になるのはどんな場合か、また、どんな売却方法があるのか詳しく書かれている。
事故物件は売れない⁈という事実
1人で暮らす親や身内が亡くなったと知らせを受け、ある日突然「事故物件」を相続することもあり得る。実際に、ここ数年のコロナ渦で外出が減り孤独死も増えているからだ。新たな借り手や買い手が見つからず途方に暮れる人や、不動産会社に相談しても断られるパターンが増えてきているという。
かといって、自分で特殊清掃の業者を手配して、遺品の整理をして、買い手や借り手の相手と揉めないように話を進めるなんて素人には無理だろう。
「訳あり物件専門」の不動産会社なら買い取ってくれる!
息子たちにそんな負担や悩みを背負わせることを考えただけで、死んでも死にきれない。何度も言うが人は誰でもいずれ死ぬ。孤独死はただ、一人暮らしで誰にも看取られることなく死んだだけだ。それでも「事故物件」になってしまう可能性があるとしたら、それはあまりにも過剰で理不尽ではないだろうか。
もし、あなたが事故物件をどうしていいか悩んでいるなら「訳あり物件買取プロ」に相談してみて欲しい。専門だから特殊清掃や遺品の整理から、物件の売却や買取の相談に乗ってもらえる。
この先、私が一人で暮らすことになったら息子たちに前もって「相談に乗ってくれるところがある」と教えておこうと思う。敬遠されがちで、どこに相談していいのか迷う「事故物件」でも専門の会社であれば安心して任せられる。それに、素人がいくら考えたところでそれが最適な方法かも分からない。「どうしたらいいのか」「誰に相談すべきか」という悩みから解放されるだけで心の負担が軽くなるはずだ。
あなたも一人で悩む前に、まず専門家に相談してみるといい。
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友人の「孤独死」への不安を他人ごとのように聞いていた私だが「孤独死」を自分ごととして捉えることで「事故物件」という言葉のイメージに踊らされることなく、ひとつの「死」の形とその結果としてとらえることができるような気がした。
最後までお読みいただきありがとうございました。