「小1の壁」という言葉を聞いたことはありますか?
子供が小学校にあがると、仕事と育児の両立が難しくなることから「小1の壁」と言われていますよね。実際に私も長男が小学校にあがるとき、この壁にぶち当たりフルタイム勤務が難しくなりました。
あなたも、子供が小学校にあがるとき「フルタイム勤務を続けられるかな?」とか「パートにしようかな?」とか選択に迷うことがあると思います。
私は歯科衛生士ですが考えた結果、正社員からパートに切り替えるために転職をしました。ワーママが働き続けるには、どのような選択肢があるのかも合わせてご紹介していきます。
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子供が小学生になったら働き方を変えるべき?
実際に、小1の壁にぶち当たり正社員を辞め、パートや派遣など時間に融通がきく働き方を選んでいるワーママが多いんですよね。または、これを機に専業主婦を選択するママさんもいると思います。
パートや派遣などの非正規雇用で働くママは子供が5歳のときは36%程度ですが6歳になると42.5%と増えています。
また、「小1の壁が原因で、転職・退職を考えた経験はありますか?」という質問に35%以上の人が「ある」と回答したそうです。

ワーママの3~4人に1人が考えているんだね。

なかなか深刻だね。
専業主婦で生活が成り立つならその選択もありですよね。でも仕事が好きだったり、色々な事情で仕事を辞める選択ができない場合は正社員で働き続けるか、パートなどに切り替えるか悩むと思います。
小1の壁・・・正社員で働けない理由
子供が小学校にあがると正社員で働きにくくなる理由はたくさんあります。

入学したては特に心配

慣れるまで子供も大変だしね
共働きを前提とした保育園から小学校にあがると、子供と保護者を取り巻く環境が大きく変わります。どんなことがワーママの「壁」になるのか、私が実感した3つの「小1の壁」を参考にしてください。
児童会館、学童に入れない?時間は?
地域によってちがうかもしれませんが、児童会館や学童が近くにあるか、あったとしても入れるかという問題がありますよね。
札幌市の話になりますが、今では生徒数の少ない小学校も一部の教室を解放したミニ児童会館があります。でも、うちの子が低学年の時はまだなかったんですよね。

バスに乗って行かなきゃならない。
北海道は一人一台、車を持っている家庭も多く、私も車生活なので公共交通機関を利用する機会が少ない・・・というか、ほとんどないんですよね。普段から乗り慣れているなら抵抗がなかったのかもしれませんが、6歳の子供が一人でバスに乗るのがとても心配でした。
実際に、児童会館に行くつもりでバスに乗ったけどママに会いたくなって街中まで乗っていってしまった子もいました。今は小学生でもスマホを持っている子が多いですが、当時はまだ持っている子は少なかったのでたいへんな騒ぎになりました。

恐怖だよね・・・
私は結局、パートで働くことを選んだので普段は児童会館に行くことはありませんでした。それでも、夏休みなどの長期休暇のときは困りました。
児童会館の近くにある小学校の生徒がほとんどなので、行っても友達もいないし、よそ者扱いされたりで楽しくないようで・・・はじめての夏休みに2日くらい行きましたがすぐに「行きたくない」と・・・。
我が家みたいなパターンの他にも学童に入れるかどうかが難しい地域もありますよね?
さらに、学童に入所できても子供を預かってくれるのは午後6時までのところが多く、延長保育ができた保育園に比べて預かり時間が短くなることがほとんど。「フルタイムではお迎えが間に合わない」と頭を抱えるママも多いんです。
私も保育園のときは延長をお願いしていましたが、冬は雪道運転で19時ギリギリにお迎えに行っていました。児童会館があったとしても、そのままフルタイムで働くとお迎えに行くことはできないんです。
時短勤務の終了
小学生といっても、まだまだ一人で何でもできるわけではありませよね。我が家では小学校に入学する前はまったく勉強させていなかったんですが、小学校に入ると授業はもちろん宿題があったりと環境も変わります。
勉強だけでなく、新しい友達や先生との人間関係など、精神面のケアが必要になることもあります。
保育園ではママたちがみんな仕事をしているので、保育園以外で遊ぶ機会もほとんどありませんでしたが、小学生になると放課後に友達と遊んだりすることも増えます。当然のように友達と喧嘩したりすることもあり、悩みも増えがち。まだまだ子供と深く関わっていく必要があるにも関わらず、時短勤務が使えるのは小学校にあがるまでという会社がほとんどらしいです。
歯科衛生士は99%女性といわれているにも関わらず、女性が働きやすい環境が少なく時短勤務できるかどうかは相談が必要になります。
春、夏、冬の長期休み
保育園には長期休暇はありませんでしたが、小学校からは夏休み・冬休み・春休みと長期休暇があります。
我が家のように「児童会館は行きたくない」となってしまったり、学童に入れなかった場合は休み期間中の子供の預け先に困ることになります。
また、休暇中は給食がないので毎日お弁当を作らなくちゃいけないのも結構大変なんです。

寝坊したから「お弁当なしね」とは言えない

高校生になった今はしょっちゅうだけど・・・
学校行事
今は共働きが多く「仕事があるから」という理由でPTA役員を逃れることはできません。私は息子が小学校に入学したのを機に午前のみのパートに切り替えたのでPTAに積極的に参加しようと決めていました。

立候補して学級代表になったよ
関連記事:メリットたくさん!PTAに参加しよう!(追々)
また、授業参観や家庭訪問などの学校行事は平日で、運動会など土日に行事があった場合は月曜日などの平日が振替休日になり仕事を休む必要がでてきます。こんなに共働きが多いのに学校行事は仕事を休まざるを得ない場合が多いんですよね。
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小1の壁でフルタイム以外の働き方を選択するメリット
私は実際に正社員からパートという選択をしました。当時は大学病院で働いていましたが、パート採用が無かったので、退職し新しいパート先を探す必要がありました。
仕事がとても楽しかったので退職することに葛藤もありましたが、息子はあまり積極的なタイプではなかったのと、大人びていて逆に学校生活に馴染めるか心配だったんですよね。

私より大人な雰囲気だった・・・
私の場合は共働きなこと、実家が遠く援助が難しいこと、フルタイムで働いていたのでママ友がいないこともあり、パートにして子供や学校と関わる時間を増やして良かったと思っています。
小1の壁に働き方を変えたメリット
小1の壁にぶち当たり、正社員を辞め新しい職場で心機一転働き始めましたが後悔することは無かったです。それはデメリットよりメリットが大きかったから。私が感じたメリットは次の3つです。
「おかえり」と言える安心と同時に子供の様子が把握できる
私にとっても、子供にとっても良かったと思うのが「おかえり」と子供を迎えることができるということ。お互いに安心感がありますよね。
そして、学校が楽しかったか、何か問題があったのかが「おかえり」と迎えたときの表情や声ですぐに分かること。これは最大のメリットだと思います。
男の子だからかもしれませんが、学校で何か嫌なことがあっても時間が経つとその感情が薄れていたり、改まって「学校どうだった?」と聞いても「別に」という受け答えになりがちなんです。
でも、暗い表情でかえって来たときに、すぐ声をかけたり対応できたことで学校生活がスムーズに進んだと思います。明るい声で楽しそうに学校のことを話してくれるときは一緒に喜べるのもいいですよね。
ママ友ゼロから「顔広いよね」と言われるほどに
保育園の時はフルタイムで延長をかけることも多かったので、行事くらいしかママたちとの接点もありませんでした。しかも、同じ小学校へあがる子が一人しかいなかったので息子が小学校にあがったときはママ友は、ほぼいない状態でした。
学校のことで何かあったときに聞いたり相談できる相手がひとりでもいると心強いですよね。実際、うちの息子はお便りを出してくれないのでママ友からの情報で助かったことが何度もありました。
パートに切り替えたことで参観日などの学校行事には必ず行くことができたことに加えて、PTAに参加したことで同じ学年だけじゃなく、上の学年のママたちとも仲良くなれました。
交友関係が広がったことで色々な情報や中学校の制服やジャージのお下がりを貰えたりと良いことづくしでした。

ママたちの情報網はすごい!
小学校のときに知り会ったママ友は息子たちが高校生になった今もつながりがあり、高校はバラバラでも仲良しです。
色々な働き方を見直すきっかけになる
私がパートに切り替えたのは10年以上前で、当時は今のように副業という言葉を耳にすることはほとんどありませんでした。収入のことを考え歯科衛生士のパートを続けていましたが、もっと色々な可能性を考えるべきだったかなと思うこともあります。なので、小1の壁を機に思い切って副業やフリーランスに挑戦してみるのも良いと思います。
小1の壁で働き方を変える場合の選択肢は3つあります。
小1の壁で考えるべき働き方の選択肢
それぞれにメリット・デメリットがあるので自分のことはもちろん生活や子供のことを考えて選択できるといいですね。
小1の壁の選択その1:パート
パートで働くメリットは、時間を都合に合わせられることと、何かあったときに休みが取りやすいこと。その代わり、お給料が安くボーナスもありません。
小1の壁の選択その2:フリーランスや副業
ブログもそうですが、せどりやハンドメイド、YouTubeやライターなど色々な副業がありますよね。プログラミングやデザイン、ライターなどパソコンがあれば在宅でできる仕事も増えています!フリーランスで働くのも一つの方法ですし、副業としてはじめてみるのもおすすめです。
フリーランスであれば在宅も可能で、仕事量もある程度は自分で決められます。パート勤務よりさらに自由度があがり柔軟に働くことができますよね。ただし、収入が安定しないので難しい場合もあるかもしれません。

私は働きつつブログに挑戦中
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関連記事:【パソコンすら持っていない】そんな私が有料ブログを始める前に準備したもの3つ
小1の壁の選択その3:時短勤務可能な会社に転職
最後に時短勤務ができる会社を探して転職するのも一つの方法かなと思います。
収入面ややりがいを重視したい場合や福利厚生がしっかりしているところが利点です。時短勤務で採用してくれて条件に合う会社を見つけるのは大変かもしれませんが、ワーママ専門の転職エージェントなどを上手く活用すると良いかもしれませんね。
小1の壁を自分らしく乗り越えよう!
マイナスにとらえられがちな「小1の壁」ですが、自分にとって、そして子供にとって大切なことは何かを考える良いきっかけにしてみてはいかかですか?私は当時パートで働くことを選びましたが、今だったらまた違った選択をすると思います。どれが正解とかではありません。どう考え選択していくか、何を重視するか一度考えてみると前向きになれると思います。
なんか違うなーと思ったら選択し直せばいいだけなので難しく考える必要はないんですけどね!

案外なんとかなるよ
もっとママたちが働きやすくなったらいいのにと思いますが、乗り越えられない壁ではありません。あなたらしく乗り越えていきましょうね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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