ママとして起業する準備が整ってきたので、このブログに「ワーママが起業するまで」をまとめていきたいと思います。
私は本当にどこにでもいる平凡なワーママだし、旦那がフリーター状態なので貧乏です。それでも、こうやって起業まで漕ぎつけることができました。
この記事は、私が起業する経過をまとめています。自分の記録用ですが、もしかしたら、これから私のように自分を変えたい、環境を変えたいと思っている女性の参考になるかもしれないので、ひっそり公開します。
わたしは計画的に考えて行動することが苦手。まず行動!問題が出てきたら、その都度、考えるというタイプです。なので、失敗も多いと思いますがそれも一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
※ちなみに、厳密には個人で事業をはじめることは「開業」と言いますが、「起業」で調べるひとのほうが多いようなので「起業」とさせていただきます。
ママが起業する!そんな私の現状
「ママが起業」と聞くと、私が何か特別な人のように感じるかもしれませんが、本当にいたって普通のそこら辺に転がっているワーママです。
最終学歴は「歯科衛生士の専門学校」です。
20歳から今まで仕事は「歯科衛生士」の経験しかありません。
歯科衛生士って女性が99%ですが産休育休など子育てしながら働く環境が全く整っていないんですよね。
結婚や出産、引っ越し、院長とそりが合わない、仕事とお給料が見合っていない・・・などなど。理由は色々ですが職場を変わること6回・・・7回かな?
ずっと歯科衛生士ではあるんですが、職場はかなり転々としてきました。
旦那のお給料がメインでパートとして働くのであれば、歯科衛生士でもいいのかもしれません。定年まで働いて、その後は蓄えとダンナの退職金で生活・・・でも、うちはちょっと違います。
旦那が頼りないことへの「不安」
ダンナが「開業するから仕事をやめる」と言ったのは約5年前・・・。
「仕事を辞めるまでに準備を整える」
「何かあって、すぐ開業できないときはバイトでも何でもして生活費は確保する」
この2つを話し合いで決めて、私も応援すると決めました。
結果、どちらも約束は守ってくれませんでした。そして、5年・・・
フォローすると「全く働いていない」わけではありません。
物を作る仕事なので、職人気質なんでしょうね。旦那が作るものは、とても丁寧で、てまひまを惜しみません。少しづつお仕事も増えていてきています。私が外で働いて、ダンナが家にいたので家事もやってくれています。
でも、それでは生活できません。
私が本業を続けるのが難しくなった
その5年間の間に息子たちの高校入試や大学への進学もありました。
ダンナの収入が少ないので、私がフルで働くことにしました。歯科衛生士で家族4人の生活をある程度、支えられるお給料がなくてはいけない・・・パートでも辛くかなりブラックな歯医者でしたが、お給料は良かった。なので、そのままその歯医者で正社員になりました・・・結果、私は身体とメンタルを壊してしまったんですよね。
家計を支える、職場の人間関係が円滑にいくための潤滑油、皆が気持ちよく働けるように上司に掛け合う・・・そういう立場が得意じゃないし、好きじゃない。でも、やらなくちゃと思い込んでしまって、限界を超えてしまったんでしょうね。
仕事をがんばっても、お金は増えない。家でもイライラ、職場は人間関係がドロドロで目も当てられない・・・そりゃ、体にも心にも良くないですよね。
バセドウ病
バセドウ病の原因は不明とされていますが、メンタルからくる症状と同時期に発症したのでストレスが原因だと私は思っています。
バセドウ病は甲状腺の病気でホルモンが増えちゃうんですよね。動かなくても、体の中は全力疾走している状態になります。
心臓バクバク、汗だらだら、動悸息切れ、疲れやすい、手足の震え・・・代謝が異常に良くなるので、すごい食欲!なのに、体重は減っていきます。喉も常に乾いてカサカサだし、皮膚も乾燥気味になります。だまっていてもこの状態なので歯科衛生士の仕事で動き回ると本当に汗とか暑さとかハンパなくて・・・立ってるのも辛くなってしまいました。
バセドウ病になって4年ですが、現在も内服と月1回通院しています。完治する人も稀にいるようですが、私の場合は難しいのかもしれません。
メンタル
そして、バセドウ病の他にも場面恐怖症(だったかな?)にもなってしまいました。
患者さんのお口の中を触るとき・・・特に、口腔内写真といって、片手にカメラ、片手にミラーを持ってお口の中の写真を撮る時がひどかったです。元々、ニガテなのもあるんでしょうね。カメラのほうは大丈夫なんですが、ミラーを持つ手が尋常じゃないくらい震えちゃうんです。
患者さんの歯にカチャカチャ当たってしまうくらいで、とてもじゃないですが撮影できる状態ではありませんでした。
また、一対一は大丈夫なんですが、大勢の前で話そうとすると声が出ない・・・これもかなり困りました。家族や友人、患者さんとのやり取りは大丈夫でも、ミーティングやセミナー、息子たちのクラス懇談での自己紹介・・・職場のスタッフや友人というような、今までは全く緊張しなかった場面でも人数が多いだけで喉がキュッと締まって、声が出ないんです。
自覚がないまま、気づいた時にはそんな感じで・・・すぐ直るかなって思ったんですけど、仕事を辞めてもすぐには治りませんでした。
ブログと同時にはじめたTwitterで、スペースというお話しする機能があるの知っていますか?顔は見えないんですが数人で会話をすることができるんです。
はじめは声が出なくなるかも・・・という不安があって、踏み切れずにいたんです。でも、仲良くしてくれている仲間と話してみたい!という気持ちが勝った。あと、きっと上手く話せなくても受け入れてくれるという安心感もあって、胸をかりるつもりでスペースデビューしました。
流暢に話せるわけではないんですが、声が出ないということはありませんでした。すごく安心したのを覚えています。
それをきっかけに人前で話すことにも「不安」がなくなり、今のところ症状もでていません。
もともと、定年まで続けることはできないと思っていた
少し前にも書きましたが、歯科衛生士の仕事はハードです。定年まで働く人もいますが、体力的にも大変だと思います。老眼にもなってくるだろうし、立ち仕事だって辛くなります。
私の場合、20年以上、歯科衛生士の仕事しかしていないし、定年になったからって、悠々自適に生活ができるわけではないんですよね。現状のままだとしたら、なにかしら働くことが必要です。
でも、とてもじゃないけど60歳を過ぎて歯科衛生士として働くのは辛いなと思っていました。かといって、60歳から「初めての仕事」をするのも大変・・・そんな仕事あるのかな?という心配も少し前からありました。
本業を辞めたタイミングで副業に興味が湧いた
結果的にはバセドウ病とメンタルが原因で歯科衛生士という本業を続けるのが難しくなって、退職しました。でも、なんだか「理不尽」なことや「頑張っても報われない」感じに燃え尽きちゃったんですよね。これが2021年11月中旬です。
仕事もそうだし、ダンナとの関係もそうだし、もちろん自分のことも・・・もう、何もかも捨ててリセットしたい気持ちでした。今のままじゃ、嫌だ・・・自分がどうしたいのか見つめ直す時期なんだろうなと強く思いました。
頑張ってきたつもりなのに変わらないどころか、どんどん悪くなっている気さえして・・・そんな環境にうんざりしていました。その現状に文句を言う事は簡単だけど、文句をいうだけの自分なんて、想像しただけで反吐が出そう。それに、それじゃ何も変わらない。
家族が・・・ダンナが・・・という言い訳を捨てたら、私はどうしたい?
この時、家族のことや、ましてやダンナのことを中心に考えるのをやめようって思いました。
結婚して20年「ダンナが楽しく働けること」「ダンナが好きなことを仕事にできるように」ってずっと考えてきたなって思ったんですよね。
それが、家族にとっても、自分にとっても最良だと信じていました。それに、結婚するときに「応援する」って自分が決めたんだから・・・って。
だけど、自分の理想を押し付けちゃってたのかもしれないなって気づきました。
応援してるのに、支えてるのに、なんで覇気のない顔してんの!!とか、ゴロゴロ寝てばっかり!!働いてよ!・・・そんな風に、毎日イライラしてしまう自分もすごく嫌いでした。まぁ・・・実際、寝ている時間も多いし、5年ですからね・・・今も不満だらけではあります。
関連記事:自己肯定感が低いメリット。自己肯定感が低いって実は強い!その理由
これからは「自分」を一番に考えようと決めた
病気があるので歯科衛生士をフルタイムで続けるのは難しいなということと、「他の仕事も経験してみたい」という気持ちがあったので、とりあえず仕事を探しつつ、副業で新しいことに挑戦するのはどうだろう?と、この時ふと思ったんです。
自分を中心に・・・といっても、子供の進学があるので「働かない」のは、ちょっと違うなって思ったんですよね。
ネットで見てみると、在宅でパソコンの仕事や、内職的なお仕事なんかが出てきましたが興味を引くようなものが無くて・・・う~ん・・・と思っていたら「ブログ」という言葉が目に留まったんです。
初期費用があまりかからない・・・自分のペースでできる・・・経験や知識を活かせそう・・・何より「面白そう!」と思いました。
で、その場ですぐ中古のパソコンをネット注文しました。
歯科衛生士なので仕事でパソコンを使うこともなく、知識もゼロでしたが、「これからは自分中心に!わがままに!」と思った数日後・・・2021年12月4日には、このブログを公開していました。
本業の仕事を探しつつブログ開始
ブログと並行して、半年くらい派遣の仕事やパートの仕事を探しましたが「これだ」というのがなく・・・結局は歯科衛生士に戻りました。今までの歯医者のイメージを覆すくらい良い院長で、気持ちよく働くことができていました。
そして、今、歯科衛生士を続けながらブログをはじめて1年半が過ぎたところです。
ブログを始めたことで、私の世界はびっくりするぐらい広がりました。この1年半でブロガーさんと何人知り会ったか・・・もう数えきれません。
ブロガーさんは、ブログを本業にしている人もいるんですけど、例えばWebライター兼ブロガーだったり、私のように本業をもちつつブログを楽しんだり、収入を得たりしてる人が多いんですよね。
今までは歯科業界の人やせいぜい患者さん、ママ友くらいしか新しい出会いってないじゃないですか。
でも、ブロガーさんは「ブログ」という共通点があっても、お仕事も住んでいるところも、年齢も性別も結婚してたり、してなかったり、子供がいたり、いなかったり・・・みんな違うし、リアルでは出会うことがなかった人たち。
それが、本当に楽しくて。
大好きな仲間もできたし、視野も広がって・・・きっと、ブログをはじめなかったら私はママとして起業していなかったと思います。
楽しそうだなって軽い気持ちではじめたブログから、ママたちを応援したい!起業しよう!と思うなんて1年半前は思ってもいませんでした。
人生って、人との出会いって・・・面白いですよね!たった1年半で私はすごく自分が好きになりました。
ブログは収益化するのには少し時間がかかります。でも、本当に楽しいです。
ブログが刺激になって、新しいことへの興味が湧いたり、すてきな出会いがあったり。こうやって自分を見つめなおす機会になったり・・・。
もし、興味があったら始めてみて欲しいなって心から思います。
お金があまりかからないので、ちょっとやってみようかなっていう私みたいな始め方でもOKだと思います。
関連記事:WordPressブログ始め方「知識ゼロでもすぐスタートできる方法」
関連記事:15.6インチのサイズは?15.6インチのノートパソコンを実測!
今回は私の現状と起業のきっかけになったブログをはじめた話です。つらつらと思うままに書いているので支離滅裂でごめんなさい。
家庭のことや、病気のことを書くのは、正直迷いました。もっと大変な人もたくさんいるだろうし、同情をひこうとしているように思われるのも違うなと思ったので。もちろん、これが全てではありませんが、私を知ってもらうにはある程度、さらしていくことも大切だと思っています。
歯科衛生士のパートだけ続けていたら私は「起業」が頭をよぎったとしても、実際には自分がどうなりたいのか分からずに起業できなかったと思うんです。
ブログを始めて、自分の望むことがすごく具体的になりました。とは言え、そこにたどり着くまでは少し寄り道したりもしているので、そこら辺もゆっくりまとめていきますね。